志村家三代 1939頃 - 森町

志村家三代 1939頃 ‐ 森町
志村家三代 1939頃 ‐ 森町
2008-10-31
2008-10-31 井上博司氏撮影
受入 No.0019
大きさ(mm)72×95
撮影年1939(昭和14年)頃
撮影場所大屋(志村家、現日野本町四丁目5)前
撮影者志村章氏
所有者志村磨智子氏
情 報
  • 大屋(志村家の屋号)は荒物屋(酒も扱っていた)。
    志村家は甲州の出身で、炭、生糸、油、砂糖を扱っていた。毎年麦わら屋根の修理に職人がやってくるとここに泊まった。戦後しばらくして、この建物は他人に貸出され、佐伯米店、あずま屋、大沢米店と続いたが、現在は志村章氏三女まゆみさんの夫木村氏夫妻の住まいとなっている。写真は志村章氏(大正4<1915>年生まれ)の両親、吉三(きちぞう)さんとヤエさん、そして実の娘のヨリさん(章氏の姉)と孫の久美子さん。ヨリさんは昭和19(1944)年に次女の光子さんを出産して間もない頃、米軍の下河原近辺への爆撃投下のショックでその後急逝したとのこと。<志村磨智子氏談>
  • 木村邦生氏は下河原(したがわら)出身。警察署の隣が実家。父親は戦時中立川基地の陸軍のパイロット(准尉)で、特攻兵の教官だった。戦時中の空襲で木村氏はおばを亡くしているという。<木村邦生氏談>
  • 吉三氏は昭和初年頃に町会議員を務めた。(『多摩野人々』<八王子市三多摩郡人士写真帳編纂修会 昭和3年発行>より)
  • 写真の左隅には「塩」「煙草小売所」の看板が見える。ヤエさんの後ろにわずかに見える車は志村家のダットサン。志村家には現在も、銭箱や酒瓶など、古くから使われてきた商い道具が大切に保存されている。
  • 写真集『まちかど写真館 in ひの』第一集掲載写真。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

two × four =